美しい阿蘇の草原とあか牛

世界農業遺産にも認定された日本一広大な阿蘇の草原は、阿蘇の人々によって古くか ら維持されてきました。

美しい阿蘇の草原に春を迎えるために、冬枯れの広大な原野を焼く「野焼き」をします。 野焼きを終えた草原に野草が伸び始める頃、阿蘇のあか牛が放牧されます。

放牧された阿蘇のあか牛は、牧草をお腹いっぱい食べながら一日当たり3~5Kmほども歩きます。

あか牛が放牧され、阿蘇の草原でたくさん牧草を食べることによって、草原は荒れ地にならず、草原を踏み固めることで、斜面の崩落や土の流出を防ぎ、牛道(うしみち)ができ、 雨水を大地へ留め、人々の生活に欠かせない地下水の保全にもつながっています。

あか牛肉の特徴

美しい阿蘇の草原を守る、阿蘇のあか牛は、大自然でストレスをかけず育てられるため、良質な栄養素をたくさん体内に含んでいます。

良質な栄養素には、アミノ酸の一種「タウリン」、たんぱく質、ビタミン B1、ビタミン B2、鉄分、カルシウム、ミネラルなどが豊富に含まれることがわかっています。

たくさんの良質な栄養素を含み、脂肪が少なく、程よい霜降りと赤身のバランスが良いことから、「ヘルシービーフ」や「自然の健康ビーフ」と呼ばれ、健康志向の方に人気です。